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 荏原郡戸越村後地に別宅を構えていた江戸の廻船問屋山路次郎兵衛が、寛政元年(1789)に、藩外移出が禁止されていた薩摩特産の孟宗竹の苗木を鉢植用として薩摩藩邸から入手して植え付け、成功するとこれを村民に換金作物として栽培を勧め村の経済確立に尽力した。根分けされた竹は江戸末期には小山・中延の各村にも広がり、そこから取れるタケノコはその味の淡白さが江戸っ子に喜ばれ、荏原地区の特産物として有名になった。竹林は昭和の初め頃まであちこちに見ることができた。タケノコと荏原の縁は深い。

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